こんにちは!陶酔ぶどうです(^^♪
本日は機械設計に必要な資格についてご紹介致します!
機械設計という仕事は資格が必要な仕事ではありません。
知識と経験が物を言う仕事です。
ですが、資格がなくてもできる仕事だからこそ自分のスキルの証明のため、転職のためなどの目的で比較的若い現役設計者は、資格にチャレンジしている方が多いです。
機械設計技術者試験
機械設計、資格で検索すると一番有名な資格かもしれません。
この試験は座学知識が問われる資格です。
3級~1級まであり、民間資格。
試験方法はマークシートです。
大学や専門学校で機械系を卒業した方なら知っている知識、プラス応用。
勉強科目が非常に多く、私のような機械工学大学などに行っていない素人スタートの人間にとっては全部をイチから独学でとなると非常に難易度が高い試験ですが、理系大卒の方なら3級は復習程度で楽々受かるレベルです。
・実務経験不要
・科目:機械工学基礎
機構学
機械要素設計
機械力学
材料力学
流体工学
熱工学
工業材料
制御工学
工作法
機械製図
・3級取得後、6年(機械系学歴なし)
・科目:機械工学基礎
機構学
機械要素設計
機械力学
材料力学
流体工学
熱工学
工業材料
制御工学
工作法
機械製図
機械工学基礎の設計への応用・総合
環境・安全の知識
・2級取得後、翌年から受験可
・科目:設計管理関連課題
機械設計基礎課題
実技課題(問題選択方式)
小論文
機械・プラント製図(技能検定)
3級~1級まであり、一様、国家資格です。
実技試験と学科試験がありまして、実技試験はバラシ作業で製図能力があるかどうか、学科試験は簡単な製図や加工などの知識があるかどうか・・・が試される資格。
3級は学生レベル、2級、1級は実務レベルです。
学科試験は正直一夜漬けで過去問を覚えればなんとかなります。
問題の半分以上は過去問とほぼ同じ問題がでてたりするんです。
試験に準備が必要なのは学科ではなく実技の方です。
当日、課題図(寸法などの入っていない絵のみの組図)が渡され、それを読み取り指定された部品の部品を製図し、問題に指示された寸法や指示も図面に反映し、部品図を作成する試験です。
級ごとに、バラす部品図のレベルが異なり、求められるスキルも異なります。
図面を書く手段は手書きかCADか選べますが、実務をしていて受ける場合は必然とCAD受験となるでしょう。
機械設計技術者試験は知識をひたすら勉強して受験ですが、プラント製図はひたすら過去問を作図して練習してみたり、研究したり、やることやっていれば受かる試験です。
受からない場合は、何かが足りないのです。
・実務経験:なし
・部品図用紙サイズ:A1
・実務試験時間:3時間
・課題内容:鋳物の蓋やカバーなど簡単な小物部品の部品図作成
【風船、寸法、表面粗さ etc】
・実務経験:2年(機械系学歴なしの場合)
・部品図用紙サイズ:A2
・実務試験時間:4時間
・課題内容:大物の鋳物などの部品図作成
【風船、寸法、幾何公差、表面粗さ etc】
・実務経験:7年(機械系学歴なしの場合)、2級合格後、2年
・部品図用紙サイズ:A1
・実務試験時間:5時間
・課題内容:大物の機械加工部品の部品図作成、
【風船、寸法、幾何公差、表面粗さ、溶接記号 etc】
CAD利用技術者試験
2次元CAD利用技術者試験、3次元CAD利用技術者試験とあり、CAD操作のスキルを証明する資格です。
2次元CADは基礎、2級、1級とあり、1級は機械系、建築系と分野が分かれています。
3次元CADは2級、準1級、1級とあります。
機械設計者が目指すよりも、CADオペレータを目指す方がアピール材料としてこの資格を視野に入れている方が多いかもしれません。
この資格は実務経験というよりも、CADスクールで勉強した後最終段階として受験される方が多いです。
機械の専門的な知識はそれほど必要ではなく、それよりもCAD操作やシステム、情報などの知識が必要とされる試験です。
今回紹介した資格はいずれも実務つみながら取得していけば良い資格です。
機械設計の仕事をしたいから資格取得を頑張るというのもありですが、就職してから頑張るのでも大丈夫です。
むしろ実際に就職したら案外資格を持っていないけどバリバリ働いている人もいたりします。
少しでも参考になれば幸いです(*´ω`*)
最後までご覧いただきありがとうございました、次回も見てくださいね。ノシ
[Twitter]
Tweets by SaotapoEngineer
コメント