【機械設計基礎】機械材料としてよく使う金属、アルミニウム!!

スポンサーリンク
機械設計
スポンサーリンク

こんにちは!陶酔ぶどうです(^^♪

昨日に引き続き、機械材料についてまとめていきます(´ε` )

本日は機械材料としてよく使う金属、アルミニウムについてご紹介!!

 

アルミニウムとは?

アルミニウムが軽い材料であるというのは皆さんご存知ですよね。

アルミニウムの比重は鉄の3分の1ほどです。

軽いのに強度があり、錆びにくく、熱伝導性が良いのが特徴です。

そして、アルミといってもA1100、A5052など色々あり、材料成分によって実は色々種類があるのです。

 

アルミニウムの歴史

鉄などと比べると比較的新しい金属であり、今から130年ほど前にアルミニウムの製造方法が発見されました。

 

アルミニウムはポーキサイトという鉱石からできており、ポーキサイトからアルミナという白い粉を作り、アルミナに含まれている酸素とアルミニウムに分け、そのアルミニウムを型に入れてかためて造られています。

 

アルミニウムの種類

A1000番台(A1050、A1100など)

A1100番台は純アルミニウムと呼ばれるもので、A1050は99.5%、A1070は99.7%がアルミ成分です。

純アルミニウムのため強度は低く、構造材としては不適切です。

純度が低くなるにつれて強度は多少高くなり、赤外線の反射能が非常に高いです。

強度は低いですが、溶接性や耐食性は良いため外装材やそれほど強度を必要としない溶接構造物などに使われます。

A1050は、反射板、照明器具、装飾品、溶接棒などに使用。

A1070は、化学工業タンク、電線などの導電材などに使用。

 

A2000番台(A2011、A2017など)

A2000番台はアルミニウムと銅の合金で、SS400に近い強度があるため構造部材としてよく使われ、鍛造も可能です。

A2017は別名、ジュラルミンと呼ばれています。

A2011は、シャフト、光学部品、ネジ類によく使用。

 

A5000番台(A5052、A5056など)

A5000番台はアルミニウムとマグネシウムの合金です。

強度はジュラルミンほどではありませんが、中程度の強度があり、溶接性が良いので強度が必要な溶接構造物に使われています。

A5052は一般的な工作に最適で、機械部品としてアルミニウムの中ではよく使用する材料です。

A5052(板材)は、一般工作材料、一般機械材料、一般板金、アルミ船舶、車両、建築材などに使用。

A5056(丸棒)は、光学機器、通信機器部品、ファスナーなどに使用。

 

A6000番台(A6063など)

A6000番台はアルミニウムとマグネシウムに加え、ケイ素を少量加えた合金です。

A6063は複雑な断面形状の形材が得られる代表的な押出用アルミ合金です。

A6063は、サッシ、建築材、ガードレール、車両、家具、電化製品、装飾品などに使用。

 

A7000番台(A7075など)

A7075は別名、超超ジュラルミンと呼ばれ、アルミ合金中最高クラスの強度を持つ材料です。

A7075は、航空機材、スポーツ用品などによく使われています。

 


機械設計のことを知らない方、この記事を読んで面白いなとか興味を持ってもらえたら嬉しいです。

そんな記事を発信していけるように精進したいです。

 

少しでも参考になれば幸いです(*´ω`*)

最後までご覧いただきありがとうございました、次回も見てくださいね。ノシ


[Twitter]

コメント