【機械設計基礎】機械材料としてよく使う樹脂素材!!

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機械設計
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こんにちは!陶酔ぶどうです(^^♪

 

昨日に引き続き、機械材料についてまとめていきます(´ε` )

本日は樹脂素材についてご紹介!!

 

PE(ポリエチレン)

プラスチック素材の中で最も安価で、加工しやすい素材です。

低温に強く、吸水性がなく耐薬品性に優れています。

参考:https://i-maker.jp/blog/polyethylene-8391.html

PP(ポリプロピレン)

安価で使用範囲が広く、最も使用されているプラスチック素材です。

表面光沢が良く、薄膜状態に強いですが、低温に弱い一面もあります。

台所用品、フィルム、各種容器などに使われています。

参考:https://i-maker.jp/blog/polypropylene-6742.html

ABS(ABS樹脂)

ABS樹脂は最も汎用性の高いプラスチック素材です。

収縮率が小さく、パランスよく成型でき、メッキ性が良素材です。

様々なところに使われており、家電製品やIT製品などのボディはABS樹脂で使われていることが多いです。

自動車部品、家電電化製品、日用品の射出成型品などに使われています。

参考:https://i-maker.jp/blog/abs-5282.html

PVC(塩化ビニル)

幅広い用途に使用されていて、ビニールや塩ビでおなじみのPVC。

安価で強度や耐候性に優れるため、パイプやダクトとしても使用されています。

農業用フィルム、パイプ、ホース、電線被覆、ラップフィルムなどに使われています。

参考:https://i-maker.jp/blog/polyvinyl-chloride-8618.html

PMMA(アクリル)

無色透明で光線透明率はほぼ100%で、日光に当てても変色しないのが特徴です。

光ファイバー、レンズ、光ディスク、テールライトなどに使われています。

PET(ペット)

強靭で耐熱性に優れています。

無毒で吸水性も小さく、熱とアルカリに弱い一面もあります。

代表的なものだと、ペットボトルに使われていますね。

PA(ナイロン)

PAはもっと身近なプラスチック素材の一つです。

耐油性、耐熱性に優れていて、摩擦係数が小さく摩耗に強い素材です。

よく使用するのはPA6でしょうか。

ナイロンは衣類の材料として有名ですが、様々な工業製品のも使われていて、自動車のエンジンカバーやマニホールドなどにも使われています。

他にも、ギア、プーリー、シャフトにも使います。

参考:https://i-maker.jp/blog/nylon-polyamide-5418.html

POM(ポリアセタール)

エンジニアリング・プラスチックのなかで5大汎用エンプラの一つ。

耐薬品性や耐摩耗性に優れ、反発弾性が良い素材です。

歯車、カム、モーター部品、ファスナー、バルブなどに使います。

参考:https://i-maker.jp/blog/polyacetal-8492.html

PC(ポリカーボネート)

耐熱性があり、耐衡撃性にも優れていますが、耐薬品性が劣ります。

耐衝撃性は、ABS樹脂の5倍、PVCの10倍、PEの50倍にもなる強さがあります。

高い透明度があるため、カバーなどにもよく使います。

PCといえば、iPhone5Cのボディにも使われていましたね。

防護壁、照明器具、信号機レンズなどに使われています。

参考:https://i-maker.jp/blog/polycarbonate-5537.html

UHMWPE(超高分子ポリエチレン)

耐摩耗性、耐衡撃性が極めて高い素材です。

成形性が非常に悪いです。

パンパーや人工骨に使われています。

PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)

耐疲労性、耐摩耗性に優れ、短時間であれば高温蒸気にもたえられるのが特徴です。

化学プラント、コピー部品、耐熱水性品に使っています。

PI(ポリイミド)

耐衡撃性、耐熱性に優れています。

低温から高温まで特性の変化が少ないです。

コインボビン、ICソケット、ピストンリングなどに使われています。

PTFE(テフロン)

耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性に優れています。

柔らかく成形性が悪いです。

ガスケット、パッキン、フレイパンの表面加工などに使われています。

PVDF(ポリビニリデンフルオライド)

耐熱性、耐薬品性に優れてた素材です。

電気特性が良く、圧電性に優れています。

PFA(ビニルエーテル共重合体)

PTFEに匹敵する諸特性も維持しながら、射出、押出、ブロー、静電粉体塗装といった熱溶融成形法による自在な加工が可能な素材です。

一般射出成型品、チューブ、熱収縮チューブなどに使われています。

PF(ベークライト)

高い電気特性、耐熱性を持っていて、絶縁材としておなじみです。

世界で初めて植物以外の原料より、人工的に合成されたプラスチック素材です。

ベークライトといえば、エヴァンゲリオンでアダムが固められてたアレ、最後ネルフ本部に自衛隊が侵入してきた際にネルフ本部にぶちまけたアレ・・・がまず一番に思い浮かんだのは私だけ?

いや、隣にいる旦那も仲間のようです。

色はあの通り、赤茶のようですね。

化粧板、一般絶縁材料、接着剤、シェルモールドなどに使われています。

参考:https://i-maker.jp/blog/bakelite-8670.html

EP(エポキシ樹脂)

高い電気絶縁性、耐水性、耐薬品性があるため、電子回路や電気部品で電気を通さない部分のコーティング材として使われています。

高い耐食性もあるため、自動車や船舶の防腐用塗料としても使われています。

また、接着剤としても高い能力を発揮するプラスチック素材です。

整形収縮率が小さく、機械特性に優れ、常温で固化することができます。

接着剤、塗料、釣り竿、コネクターカバーなどに使われています。

参考:https://i-maker.jp/blog/epoxy-8818.html

PU(ポリウレタン)

別名、ウレタンゴムとも呼ばれるプラスチック素材です。

ゴムのように柔らかく引張強度や耐摩耗性、弾性、耐油性に優れています。

耐酸、耐アルカリにやや弱い一面もあります。

自動車内装材、クッション、マットレス、断熱材、緩衝材などに使われています。

参考:https://i-maker.jp/blog/polyurethane-8450.html

SI(シリコン樹脂)

耐熱性に優れ、耐油、耐水、耐候性がある素材です。

ゴムロール、ポット部品、シール素材、コンデンサなどに使われています。

 


機械設計のことを知らない方、この記事を読んで面白いなとか興味を持ってもらえたら嬉しいです。

そんな記事を発信していけるように精進したいです。

 

少しでも参考になれば幸いです(*´ω`*)

最後までご覧いただきありがとうございました、次回も見てくださいね。ノシ


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