【機械設計】図面は製図だけじゃなくて加工法も知らないと描けない!溶接編

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こんにちは!陶酔ぶどうです(^^♪

 

図面を書く際、製図の知識だけあっても図面は描けません。

 

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溶接とは

溶接は部材同士を溶融接合して一体の部品や構造物を作る方法。

ネジで接合するばいいと比べれば接合強度が強く、接合部からガスや流体がもれねいような密閉接合にすることもできます。

溶接の種類

アーク溶接

アーク溶接とは溶接棒と加工物(母材)との間に連続的に火花放電をおこし、アークの熱で溶接棒と母材の両方を溶かして接合する

溶接棒がそのまま電極となっており、シールドガスも不要なので設備が簡単で安価にできる

TIG溶接

シールドガスを用い、電極と溶接棒を別にしたのがガスシールドアーク溶接。

TIG溶接はアークが細くて熱の集中がよく、母材の変形が少ないなどの特色があります。

通常は溶接棒を使わずに両方の母材を溶かして接合するが、肉盛りが必要な場合には溶接棒を当てて溶融材を供給しながら溶接。

精密部品や配管のシールが重要な部分などに用いられます。

溶接部を設計する時に注意すること

溶接する際、接合する母材同士の熱容量のバランスをとることが大切です。

例えば、厚肉の部材に薄肉の部材を溶接したい場合、そのままでは薄肉の方ばかりが溶けて分離してしまいます。

なので、厚肉部材の接合部を薄肉に加工してから溶接し、両者が溶融して接合させます。

このように、溶接部を設計する際には工夫が必要な場合もあります。

溶接方法を示す溶接記号

よく使う溶接方法はすみ肉溶接ですね。

他にも突き合わせ溶接、フレア型溶接、レ型溶接などJISで定められている溶接記号は様々な種類があります。

部材同士を固定したい部分に余裕があり、L字や直角など角がある部分に溶接する際は基本すみ肉溶接をよく使います。

板材同士を溶接する際はすみ肉溶接や突き合わせ、レ形、V形、K形溶接。

角パイプ同士を溶接する時はフレア形溶接、角パイプ端に薄板で蓋する時はI形溶接。

参考:溶接記号の種類と書き方:溶接の基礎知識3

 

溶接でググってたら面白い記事がありましたので貼っておきます。

アルミと鉄の溶接は難しい!異種金属溶接について専門家が解説

 

溶接は鉄部材(SS400、SUS材など)に施します。

アルミ材には溶接は難しいので通常しません。

 

少しでも参考になれば幸いです(*´ω`*)

最後までご覧いただきありがとうございました、次回も見てくださいね。ノシ


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